「岩戸隠れ」八百万の神が、最高の女神の心を動したコミュニケーション術!

男の友人からの相談で、
「ご飯を食べた後、どうやって女性を誘えばいいのか」
「その時に頭ではわかっていても、ビビって行動に移せない」
という旨の話をされることがあります。
恋愛や異性関係の最後のひと押しは難しいですよね。
異性関係に関わらず人間関係全般に言えることですが、最後のひと押しが出来ない人&下手な人が多いこと。
そういった人の特徴として、
最後のひと押し=クロージングに命を懸けすぎている
事が多いと思います。
クロージングがすべてだと思うから緊張する。
本当は、最後のひと押しに至るまでの過程がとても大切なのです。
最後の口説き文句だけで、人の心が動くなんて思ったら大間違い!
口説くまでの過程を大切にしてもらいたいですね。
でも口説くまでの過程ってどうやったらいいのか謎ですよね。
実は、日本に古来より伝わる神話にそのヒントが隠されているのです。
それは日本神話の有名シーンである「岩戸隠れ」のシーン。
まず「岩戸隠れ」のお話を簡単に解説していきたいと思います。
もくじ
「岩戸隠れ」は、女神を誘い出すストーリー
神社好きならみんな知っている「岩戸隠れ」というお話について、簡単に説明していきます。
太陽神であるアマテラスという女神がおりました。
アマテラスにはスサノオという乱暴で有名な弟がいます。
そしてある日、アマテラスの家でスサノオが大暴れをし、アマテラスは「もういや!!」と言って、洞窟の中に引きこもってしまいます。
太陽の神様が引きこもってしまって、さぁ大変。
世界は闇に包まれてしまいます。
これは困ったと神様たちが「アマテラスを外に誘い出す計画」をたてます。
アマテラスのことをほめたたえる祝詞を奏上したり、
賑やかでキレイな鳥を並べてみたり。
そして最後に、アメノウズメという女の神様が裸踊りをして、アマテラスが「なんでみんなこんなに賑やかなんだろうか」と外の様子をうかがおうと顔を出したところを狙い撃ち。
アメノタヂカラオという力自慢の神様が、アマテラスを無理矢理?引っ張り出して、ついに世界に太陽がまた出てきましたとさ。
つまり「岩戸隠れ」神話を簡単にまとめると、
引きこもった天照大御神を、あの手この手で心変わりさせて、外に誘い出す話。
もっとホスト風に言えば、
心を閉ざした女神様の心を開かせる。
そんなお話が「岩戸隠れ」という話です。
神様が行った、女神を外に誘い出すテクニック・作戦
ここで想定する相手は、あんまり心を開いていない人であるということ。
天照大御神は、信頼していた弟の乱暴で心を閉ざしてしまったマドモアゼルなのですよね。
八百万の神様たちは、そんな天照大御神の心をどうやって動かしたのか。
今回は神様たちがやった作戦を、順を追ってみていきたいと思います。
そしてその中から、なぜそれが「人の心を動かすこと」につながるのかを、独断と偏見と私の成功体験から解説をしていきたいと思います。
①常世長鳴鳥を鳴かせる=場を整える
まず一番初めに、オモイカネ神が常世長鳴鳥(ニワトリ)を鳴かせました。
太陽が出るときにニワトリは鳴きますよね?
それにちなんで、太陽神であるアマテラスが出てくる場を作ってあげるという意味を持っています。
この場を作るというのは非常に重要です。
八百万の神々は、鶏を鳴かせることで、太陽神アマテラスが出てきやすい場をつくりました。
例えば異性を口説くのであれば、異性が口説かれやすい場や雰囲気を作ってあげること。
女性を口説こうとするデートの時に、「友達でもいいや」という気持ちで臨んだデートでは進展した試しがないです。
場を作るということは、何かしらの合図を出すことと同義です。
神様が鳴かせたニワトリの声も、ある意味「出てきてもいいんだよ」という合図になります。
デートでいえば、「しっかりとあなたを異性とみていますよ」「私を異性とみてくださいね」という行動をさりげなく心がけ、異性が口説かれやすい場を徐々に作っていきましょう。
②タジヂカラオが入り口にスタンバイ=ゴールから逆算して布石を打つ
その次に、タヂカラオと言う神様が洞窟の入り口にスタンバイしました。
このタヂカラオは、洞窟から外をチラ見したアマテラスの腕をつかんで外に引っ張る役目を持っています。
なので、最後のひと押しから逆算して、準備をしておくことが大切です。
デートなら口説く瞬間、商談ならクロージング。
コミュニケーションの種類によってゴールは様々ですが、その最後のステップの為に逆算をして準備をしておきましょう。
③祈祷をして祈りをささげる=For youの精神
その次は、天児屋命と太玉命という神が、祈祷をします。
この祈祷の際に「祝詞」という文章を詠みました。
祝詞というのは、神様を喜ばせるために、その神を褒めて褒めて褒め尽くす文章です。
コミュニケーションにおいても、その人が喜ぶことを第一に考えましょう。
ベタではありますが、祝詞と同じくほめることや認めてあげること、受け止めてあげることがポイントとなってくると思います。
④アメノウズメの裸踊り=「笑い」で和ませる
さて、ここが神話の一番の盛り上がりになります。
アメノウズメという女神が、大勢の神様の前で裸踊りをします。
「お○ぱいをさらけ出し、女性器をあらわにして」周りの神々を楽しませるのです。
アメノウズメは他の神話のエピソードにも出てくるのですが、どの神話でも「道をこじ開けて先に進む」という役割を持っています。
そしてアメノウズメは「笑い」の神様とも言います。
人の心を動かすためには、やはり「笑い」などで心を和ませる・リラックスさせなければならないのです。
⑤鏡を使ってアマテラスを映し出す=自己肯定感を高める
アメノウズメの裸踊りを見た神様たちは大盛り上がり。
その盛り上がりの声を聞いて、アマテラスは不思議がります。
「なんでこんなにみんな盛り上がっているのだろう」
外の様子を伺おうと顔をのぞかせたアマテラス。
神々はそのアマテラスの疑問に答えて「あなたのほかに尊い神様がきたからです」と言います。
そして鏡をアマテラスの前に置いて、アマテラスが鏡に映るようにしました。
これは推測ですが、アマテラスは鏡に映った自分をみて、「自分は尊い神様なんだ」と思うことでしょう。
同時に、スサノオの乱暴狼藉で傷ついたアマテラスは「この世界にいてもいいんだ」と再び感じることが出来たと思います。
神道において鏡とは、自分の真実の姿を映し出すものとされています。
真実の姿は、自分では気が付かない部分も含めた、魂の部分です。
なのでコミュニケーションにおいては、あなた自身が相手の存在自体を肯定してあげることが大切です。
⑥タジカラオが引っ張り出す=背中をおしてあげる
自分の尊い姿を見たアマテラスの腕を、タヂカラオ神が引っ張り、アマテラスは岩屋の外に出てきます。
デートでいうと、ここが口説く場面。
強引はNGですが、少し強引に、相手の背中を押してあげること。
背中を押されるとは、相手にそれをやる言い訳をさせてあげることだとわたしは思っています。
日本の最高神であるアマテラスですら、タヂカラオに背中を押された形でないと決心がつきませんでした。
「無理やり引っ張られて」という言い訳があったからこそ、外に出ることができました。
人である我々のコミュニケーション相手はなおさらのこと、最後に背中をおしてあげることが大切です。
ここは怖がらずにしっかりと、相手の背中を押してあげる勇気を持ちましょう。
⑦洞窟の入り口にしめ縄を張る=心変わりをさせない
そしてアマテラスが外に出た後は、洞窟の入り口にしめ縄を張り、二度と中に入れないようにしました。
元に戻るのが嫌なんですね。
人の心を動かすのも同じことです。
てかここで失敗する事が多い!
口説いてホテルまで連れてったはいいものの、ホテルでごねられる。
付き合った彼氏にすぐ別れ話を切り出される。
ビジネスなら、契約したあとに相手が不安になりひっくり返される。
遠足は家に帰るまでが遠足です。
気を抜かず、相手に心変わりをさせないように気を付けましょう。
天岩戸神話から学ぶ、プロセスを積み重ねることの大切さ
この天岩戸神話は、いくつかの面で誤解されています。
そのうちのひとつが、タヂカラオが無理やりアマテラスを引っ張りだしたのではないかという誤解。
無理やり、力技で、と考えるのはナンセンスです。
なぜなら、アマテラスも外の世界への未練がなければ、笑い声を聞いて様子を伺おうとしなかったからです。
外の世界への興味は、未練や外に出たいという希望に他なりません。
だからこそ、タヂカラオは「無理やり引っ張る」という体裁をとって、アマテラスに外に出る言い訳をさせてあげるのです。
そしてアマテラスが外への興味を示したのは、神様たちの色んな行動が、ひとつづつ積み重なった結果だと思います。
オモイノカネ神のニワトリを鳴かす所からの一連の流れがなく、いきなり外から大きな笑い声が聞こえたらどう思うでしょうか。
うるせぇなぁ?あぁん?
ってなりますよね。
人間関係も同じです。
いきなり口説こうとしたり、モノを売ろうとしても大概上手くいきません。
最初にもどりますが、口説くまでのプロセスはとても大切なのです。
人の心を動かしたいときは、八百万の神々のようにひとつづつ丁寧に、口説きまで持っていきましょう。
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