「社会貢献したら、倒産の危機へ」という事例を作った兵庫県。かばん屋さんと医療用ガウンと、時々コロナ。

恩を仇で返す。
これは、恩を受けた人に、感謝ではなく害を与えるような仕打ちをすることを言います。
道徳の教科書に載るレベルの「恩を仇で返す」事例がありました。
2020年の4月ごろ。マスクを始め、ゴム手袋とかダスターペーパーなどの医療・衛生品が日本中から消えました。
多くの医療機関が物資に逼迫し、購買担当は駆けずり回ってマスクやゴム手袋などをかき集めていたと聞きます。
そんな中、兵庫県が医療用のガウンの生産を「かばん屋」に依頼しました。医療用のガウンとかばん作りは全然分野が違うと思われがちです。ですが実は、生地の採寸や裁断、生地同士の接合など、親和性がある部分が多かったんですね。
県の要請に応えた「かばん屋」は、ガウンを作る仕組みを整え上げて、お金を出して新しい設備を買い、なんとかガウン作りができる環境を整えました。そして物資不足中の医療機関に13万枚のガウンを供給。医療現場は歓喜。
ですが数ヶ月経ち、コロナの流行も抑えられると、ガウンは要らなくなってきます。さらに、仕事を依頼した兵庫県は、安い中国製のガウンの購入に切り替えました。非常事態に助けてくれた「かばん屋」を切り捨てたのです。
「かばん屋」はコロナのガウンを作るためだけの設備を購入したにも関わらず、彼らからすれば兵庫県に裏切られる形になったため、その設備や資源を購入したお金のモトが取れてない赤字状態に。
それで困っていると。
いやさ、社会のために動いてくれた人に「恩を仇で返す」ってどういう事??
しかも政令市を抱える地方自治体がこんなことやってるとは、ますます「日本おわったな」だよ。
で、ネットでこの事例が広まるやん。
だれも社会貢献しなくなるよ。恩を仇で返されるんだもん。損をするだけなんだもん。
なんで正直者がバカを見てるんだよ。
確かにコスト意識はもつべきですよ。でも、目先の利益や経済だけを重視して、こういう義に背くことをしてはいけない。
なぜなら、人は信用や信頼で動くからですよ。経済活動の根幹は信頼関係じゃないですか、この国では。日本では、経済活動の基盤は目先の利益ではないはずです。
その経済活動の土壌=社会を作るのが、いわゆる「義」というもの。これを裏切った今回の一件の首謀者が、社会そのものである行政ですよ。
もともと社会貢献なんて何にもメリットがないので敬遠されてますが、それに追い討ちをかけましたね。
「行政の要請に応えて社会貢献をしたら、ハシゴを外されて倒産の危機を迎えたでござる」という前例を作ったんです。
控え目に言って、これは社会破壊行為や売国行為に等しいと私は考えてます。
正直者がバカを見る社会になりつつありますので、皆さんもご自愛下さいね。
『医療現場救ったかばん業者、窮地に 医療用ガウン、膨らむ在庫』
豊岡市は国内最大のかばん産地だが、コロナ禍で需要が激減。その中で、同市のかばん卸製造の「服部」が4月、品薄となった医療用ガウンの生産を県から依頼された。
これまでに、県や日本赤十字社などの病院に、使い捨てタイプの約13万枚を納入。ごみ袋を切って自作していた研修医から「本当にありがたかった」と感謝されるなど、貢献を感じられてやりがいがあったという。
だが、ガウンの注文は緊急事態宣言が解除された後の7月から減り始め、9月以降はほぼ皆無に。在庫が約11万枚に膨れ上がり、現在は生産を見合わせている。その原因は、およそ3分の1という中国製との価格差だ。当初は3社と随意契約した県も、安定調達できるようになると、競争入札に切り替えた。
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