神前式にしようか悩んでいるあなたへ!チャペルでなく神社で結婚式をする理由

最近は神社で結婚式を行うカップルが増えてきましたね。
私の友人女性も神前式を挙げましたが、「最初はチャペルが良かったけど、なんか神社で良かった」と言っていました。
参列した私も、ホテルや催事場内のチャペル結婚式よりも荘厳で緊張感があって「すごいな」と圧倒されました。
新郎新婦も参列者も、「花嫁姿可愛かった」「式場豪華だった」以上の感想をもった満足いく式でした。
なにごとの おはしますかは知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる
西行
この歌は西行という人が、伊勢神宮に参拝したときに読んだ和歌です。
「なにがいるとか、なんでなのかとか分からないんだけど、なんか感動してありがたくて涙が出そうだよ」
この西行の歌ではありませんが、神前式に参加した人ほぼみんながこう感じていたと思っています。
もくじ
神社で結婚式は「むすび」を大切にしています〜神前式の意味
今の形 形式の神前式というのは、明治時代に確立したものだといわれています。
明治以前は神社ではなく家で執り行うことが多かったのですね。
ですが日本でも古来から結婚の儀は執り行われており、その精神は現在の形式の神前式にも取り入れられています。
日本の結婚の一番初めの形は神話にさかのぼり、イザナギとイザナミの結婚の儀と言われています。
イザナギイザナミの神話時代から近代まで、日本の結婚観を貫いてきた精神を「むすび」と言います。
神前式ではこの「むすび」を重要視しています。
「結び(むすび)」とは?
むすびを漢字で書けば「結び」になります。
結ぶといえば縁結びなどが思い浮かびますが、この「むすび」という考え方は、神道では重要な概念になります。
神道で「むすび」というと、なにかが出会ってくっつき、未来にむけて発展していくはたらきのことを意味します。
例えば、縁結びという言葉からは「出会い」をイメージすると思いますが、神道の「むすび」はもっと大きなものなのです。
仕事と人の出会いも「むすび」だし、プラモデルの部品と部品を組み合わせてひとつのものを形作ることも「むすび」といいます。
神道の結婚式でも、この「むすび」を重要視しているのです。
二人が結ばれた事への感謝
まずは、二人が出会い結ばれたことに感謝をします。
神社はお祈りする場所であると同時に、感謝もお伝えする場所です。
僕は君の全てなど知ってはいないだろう
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど 本気で思ってるんだ
レミオロメン「粉雪」より
日々の中で小さな幸せ 見つけ重ね二人歩いた「軌跡」
僕らの出会いは大きな世界で 小さな出来事巡り会えたそれって「奇跡」
Greeeen「キセキ」より
たくさんの人の中からその人に出会えて、そしてそのご縁を育んで「むすばれた」ことにまずは感謝をしましょう。
神様へ報告をして、神様とのご縁を結ぶこと
神社での挙式は、神様に二人の結婚を報告し、見守ってもらうことも意味します。
神様に報告するということは、神様とのご縁を結ぶこと。
「むすび」は、人間同士だけではなく、神様と人をむすぶこともあるのです。
例えば、神前式の中に神饌(食べ物)をお供えする場面があります。
神饌とは、神様と一緒にものを食べ、神様とのご縁をつくることを目的としています。
キリスト教のチャペル式の結婚式では、神様との契約をしますよね。
神父さんの「病める時も健やかなる時も愛を誓いますか?」は、キリスト教の絶対神との契約の誓いなのです。
対して、神道ではまた違った神様との関わりがあります。
神社での結婚式は、神様とご縁を結ぶことを主眼としています。
日本人にとっては神様は「おじいちゃんおばあちゃん」みたいなもので、キリスト教やイスラム教の絶対神とは違うのですね。
今までは個人として神様とのご縁を結んできたところを、新しくできた家族として改めて縁結びをするのが神前式なのです。
親族と親族が結ばれること
結婚をすれば、相手方の家族とも縁を結びます。
神前式の流れの中に、親族同士が盃を交わす場面があります。
「家」同士の関係というと何だか古臭いイメージがあると思いますが、これから運命共同体になっていくお互いの親族同士の「むすび」もここで行います。
命のバトンを受け継ぎ、過去と未来を結ぶこと
ここでいう過去というのは、あなた自身の過去だけではありません。
そもそもあなたが生まれたのは、あなたの両親が「むすば」れたからですよね。
そしてあなたの両親もそれぞれの両親が「むすばれ」て生まれてきて、その両親の両親も…というように、さかのぼると連綿とした命のリレーがなされていることがわかります。
神道ではご先祖様を大切にするという、先祖崇拝の思想があります。
先祖崇拝というのは、つまるところこういった命のリレーをすることです。
そしてあなたが結婚をするということは、そのバトンを未来につなぐことも意味しています。
こうしてあなた自身を超えた過去の物語と、あなたが生み出す未来を「むすび」つける事が、神道の結婚式の意義となります。
神前式(神社での挙式)の流れ
さて、それでは神前式とはどういった流れで行われるのか。
簡単ではありますが、下記に流れを書いておきました。
①斎主・新郎新婦および参列者の入場、着席
②修祓の儀
神職によるお祓いを行う。
③斎主一礼
神職と新郎新婦、参列者が神様に向かって一礼する。
④神饌を供える
神様に食べ物をお供えします。
神饌(しんせん)とは、日本の神社や神棚に供える供物のこと。御饌(みけ)あるいは御贄(みにえ)とも呼ばれる。
引用:[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%A5%8C:title]
⑤祝詞奏上
祝詞とは、神様に捧げる詩のようなものを指します。
祝詞(のりと、しゅくし)は、神道において神徳を称え、崇敬の意を表する内容を神に奏上し、もって加護や利益を得んとする言葉。
引用:[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9D%E8%A9%9E:title]
結婚式の祝詞で神様にお伝えすることは、
・イザナギ、イザナミが始めたの結婚の儀式に習って、夫婦の契りを交わすこと
・新しい夫婦の縁を永遠に守って欲しいこと
・家内安全
・家の中では先祖の教えを守り、暖かい家庭を築くこと
・家の外では国の法律に従い、犯罪者を出さないこと
・心を合わせて力を尽くしていくこと
・家庭が栄えること
・仕事に真面目に取り組むこと
・家庭が子々孫々までつながること
などを祈ります。
⑥三献の儀(三々九度の盃)
男女が同じ酒を飲み交わす。初めに男性が三度、次に女性が三度、最後に男性が三度の合計九度飲む。
引用:[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%B8%89%E4%B9%9D%E5%BA%A6:title]
⑦誓詞奏上
新郎新婦が誓いを述べます。
⑧玉串拝礼
神主→新郎新婦→媒酌人(仲人)の順で玉串を捧げる。
ちなみに玉串とは、榊の葉っぱがついた枝のことです。
玉串(たまぐし・たまくし)とは、神道の神事において参拝者や神職が神前に捧げる紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけた榊の枝である。
引用:[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E4%B8%B2:title]
これは榊の葉っぱを玉=先祖代々の魂に見たて、それを枝で串のようにつなげている様から来たとも言われています。
これを丁寧に神前に供えていきます。
神饌と異なる点は、玉串拝礼という形で自らの気持ちをこめて供え、お参りをするということです。
引用:[https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/osahou/tamagushi:title]
⑨親族盃の儀
親族同士が盃を交わし、大きなひとつの共同体として結ばれます。
⑩神饌を下げる
11斎主一礼、新郎新婦および参列者一同起立のあと一拝
一同、神様に礼をする
おわりに
神道の結婚式の意義や流れは、チャペル式の挙式とはかなり違いますよね。
こういったいい緊張の中で、愛を誓い会うのも良いかもしれません。
私自身もそうでしたが、口コミのサイトにも
「心の底からの、厳かな感動が伝わって来た」
という参列者の言葉がたくさん書かれていました。
日本人は昔から、自然と神社に足を運ぶ事が多かったのではないでしょうか。
そのため、日本人には神社=神聖な場所という認識が、潜在意識の中に刷り込まれています。
教会のチャペル式も素敵だとは思いますし、憧れる女性も多いと思います。
ですが、日本人の無意識に眠る神聖な感覚を呼び覚ます神社での結婚式もオススメです。
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