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【必見】『ミッドサマー』を楽しむために必要な基礎知識・重要なキーワード・解説を神道研究家がまとめてみた

ネタバレ含みますので、1回見てからの方が良いかもしれません

 

色々なレビューサイトで『ミッドサマー』のレビューを見ると、評価がきれいに分かれていますね。

悪い評価をしている人は「長い、冗長」「意味がよく分からない」といったものが多数。

 

実際に私も最初に見たときは「なげーよ、おもんな」とツイッターワールドに逃げ込むこと数回。

ですが私の場合は、観覧後に気になる用語の意味などを調べていると二回目を見る意欲が沸いてきた口なんです。

 

もくじ

1、ホルガ村やスウエーデンの文化や風習がリアルに再現されている!

 

 

 

ミッドサマー(ミッドソンマル)=夏至祭

 

映画のタイトルとなっている『ミッドサマー』。
気が付きましたかね、タイトルがMID SUMMERでない事に。
MID SOMMARとなっていることに。

これは夏至祭=夏至のお祝いと言う意味で、スウェーデンでは「ミィドソンマル」と発音します。

毎年6月19日~26日の間の、夏至に最も近い土曜日とその前日が祝日になるとのことです。
作中では9日間と説明されていますが、おそらく90年に1度の大祝祭だからだと思います。

特徴としては、
・メイポール(後述)を立てて、その周りを踊りまくる
・民族衣装を着用
・薬草を神聖視する
・花や草で王冠を作る=一年の健康を祈願する
・男女の縁結びや恋占いなど、「恋」に関するイベントたくさん
・夏至はスウエーデンでは最も大事な日
・ニシンやジャガイモ、イチゴやベリーなどを食べる

 

これを見ると、いかに作品のなかでリアルな世界観が作られているかがわかると思います。
でも現実の世界の夏至祭=ミィドソンマルには、生贄の儀式はありません。念のため(笑)

 

白夜=なぜ「明るいことが恐ろしい」のか?

 

 

 

 

 

『ミッドサマー』の広告コピーに、「明るいことが恐ろしい」というものがありました。

暗く

て不気味な場所や、暗闇からお化けがドーン!とかは怖いに決まってるんですよ。
なのでそんなシーンばっかのホラー映画は好きじゃなかったんです。
でも『ミッドサマー』は、明るくて怖い(不気味)な映画。

別に夜のシーンが無いわけではなく、この物語の舞台が白夜の為、夜でも明るいんです。

 

この白夜がなぜ怖いのか。それは視聴者がこのシーンは何時くらいなんだろうという時間の感覚が無くなるからです。
普段、私たちが無意識に「今何時だろう」と確認していて、当たり前だと思っている「今は何時」がわからない。
これが怖い。

時間感覚が狂うと、精神に悪影響を及ぼすと言われています。
物語の序盤で、おバカのマークが「すっと昼なんて嫌だ」と言っていますが、彼は時間の感覚が無くなることを恐れていまのでしょう。
北欧では白夜があったり日照時間が少ないなど、自殺率が高くなっており社会問題となっています。

社会と切り離されている感覚。
ホルガ村が一般社会と断絶していることを視聴者に表しているのかもしれません。

セックスの儀式は何時くらい?
クリスチャン熊が燃やされているのは何時くらい?

普段当たり前に確認して、自分の中で分かっているものなだけに、その情報がないと不安になってしまいますね。

 

ルバーブ

 

ダニー一行がホルガ村についた時に、歓迎のあいさつと共に手渡された食べ物。

ご一行も「これ食えるの?」と訝しんでいましたが、大丈夫です。食べれます。

和名では「ショクショウダイオウ」と言われ、ヨーロッパではポピュラーな食材だそうです。
味は少し酸っぱいそう。ジャムなどにするとおいしいらしいですが、映画ではそのまま出されていた0rシロップ漬けなのかな。

 

メイポール(五月柱)

 

『ミッドサマー』の象徴的な建造物といえば、このメイポールでしょう。
ホルガ村の広場に堂々と建てられた、あのポールです。

これはヨーロッパの五月祭や夏至祭ではかなりポピュラーで、形は違えど各地域で見られるものです。
その周りをみんなで踊る習慣(メイポールダンス)も一般的で、これも作品の中でキーになっていますね。

メイポールは、生命や豊穣のシンボルとのこと。

『引用』

メイポールはキリスト教伝来以前の考え方がもとになっています。
そこでは、柱や木は、聖なるもの=天と地をつなぐものとして考えられていたとのこと。

また、生命の象徴として、メイポールは男性器の形と見ることもできます。
日本でも生命の象徴として、生殖器崇拝が行われていました。
これもキリスト教以前の、原始の信仰が残っているのだと思います。

『ミッドサマ―』では、メイポールダンスがダニーの転機となります。
この作品のテーマのひとつはダニーの浄化、つまり死→生への物語。とすれば、ダニーは生命の象徴であるメイポールダンスで新たな生命を吹き入れられたと解釈することができます。

 

恋の呪い(まじない)~後ろ向きに花を摘む理由

 

祝祭=五月祭では、恋のまじまいも盛んに行われているとのことです。

ミッドサマーの作中でも、
・陰毛をミートパイに入れる
・経血を飲み物に入れる
・ルーン文字を書いた櫛を相手のベッドに入れる
・後ろ向きに無言で花を摘んで、その花を枕元に入れると結婚する人の顔が見れる
などなど、様々な恋のおまじないが登場してましたね。

やっぱり女性はおまじないが好きなのかな。

アリアスター監督は、そういったリアルさにもこだわりを持ったと言っています。

 

ビクスミンディグ(Byxmyndig)=セックスの資格

 

ビクスミンディグは、作中では「セックスをしてもいいという資格だ」と説明されていましたね。

人が性行を行うのに十分に成熟しているとみなされる法的な年齢のことです。

その年齢や基準は村や地域によって様々です。現代社会では、その人の社会的な責任能力や判断能力がその基準となっていますね。共同体の維持を大切にしているホルガ村では、「出産」が大切。社会的な能力よりも、母体が安全にかつ元気な子供を出産できることが大きな基準になっていると推測できます。

ビクスミンディグの用語は、村の少女マヤと子作りをするようにクリスチャンを説得するシーンで出てきます。作中で、わざわざ村のお偉いさんに「マヤはビクスミンディグを取得した」と発言させることからも、セックスは個人の為でなく共同体の為に行うものであるということを視聴者に意識づけているのが見て取れます。

 

ホルガ村の拷問方法→スキンザフール(愚か者の皮剥ぎ)とネクロパンツ、ブラッドイーグル(血の鷲)

 

アッテストゥパンを非難したサイモンと、ホルガ民の大切にしている先祖の木に立ちションしたマーク。
彼らはそれぞれの形で処刑されました。

 

スキンザフール、ネクロパンツ(マークの場合)

ジョシュが論文を書くために、ルビラダーをスマホで撮影して殺害されたとき。
白いお化けみたいな人間がジョシュに近づいてきたシーンがありました。
あれは、マークの皮をかぶった村人(ウルフ)だとネット上では推測されています。
マークは聖なる木にオシッコをかけたおバカさんですね。
彼は殺されて、その遺体から顔の皮と下半身の皮をはぎ取られてしまいました。

これは『スキンザフール(愚か者の皮剥ぎ)』と呼ばれるものです。
監督のアリアスター氏はインタビューで、村の子供たちが「♪愚か者の皮をはぎ」と歌いながら手をつないで踊っていた描写があると明言していました。その子供たちのゲーム通りに、マークは殺されてしまったのですなぁ。

また、マークは下半身の皮もはぎ取られてしましましたが、これは『ネクロパンツ』と言われています。
人の皮でできたパンツをはくと金運がアップする!らしい・・・

人の皮を剥ぐという拷問は世界中で行われており、北欧ではバイキングなどが処刑方法として取り入れていたとの情報です。

 

ブラッドイーグル(サイモンの場合)

次にアッテストゥパン批判のサイモンです。
鶏の飼育小屋にて、裸で宙づりで発見されました。
お目目に花を咲かせて。
これは所見ではわかりにくいと思いますが、肺を背中から取り出して、それを翼のように広げているんですね。しかも全裸のクリスチャンが彼を見つけたときは、まだ生きていた。

これは北欧の詩(スカルド詩)に書かれている儀式的な処刑方法で、『血の鷲(ブラッドイーグル)』と呼ばれるもの。生きたまま肋骨から脊髄を切り離して、肺を背中から取り出して、広げる。凄惨すぎる描写ですが、予備知識がないと「え、何?」で終わってしまうシーンだと思います。

てかホルガ村って各種の拷問に慣れすぎでしょ!
アイアンメイデンとかホラリスの牛とかもやってるんちゃうの・・・

 

アッテストゥパンとホルガの「四季」の人生観

 

『ミッドサマー』で唯一のグロシーン。
72歳になった老人が、崖の上から飛び降りるアレです。

直訳すると、「氏族の絶壁」を意味します。
歴史的には、北欧で高齢者や病人などが、儀式と称して犠牲になった場所のことを指すとのこと。

ホルガ村では、72歳になった高齢者が輪廻転生のために崖から身を投げる儀式のことを指します。
人生を四季になぞらえて4つの時期で区切り、冬の指導者の時期を終えるのが72歳なのです。
つまり生命のサイクルが終わ72歳以降の高齢者は、アッテストゥパンにて死を迎えることで、次なる生命に生まれ変わるという信仰がホルガにあるのです。

『引用』

作中では、アッテストゥパンの儀式を見てドン引きする旅行者一行に、ホルガでの価値観を説明しています。

「ホルガでの生命のサイクルを終えた彼らにとって大いなる喜び」
「我々にとって命は再びめぐる」
「苦痛や恐れの中で死ぬより、自らのいのちを断つ機会を与える」

というきれいごとを言っていますが、実際のアッテストゥパンは、動けなくなって生産能力が無くなった老人を処分するものだったそう。
日本でいう「姥捨て山」と同じですね。実際に監督のアリ・アスター氏は姥捨てをテーマにした『楢山節考』と言う映画を参考にしたと、インタビューで語っています。

 

ちなみに、スウエーデンと言えば福祉国家として有名です。
しかし、スウエーデンの新型コロナウイルスへの対応は、福祉国家の理念と反するような印象を受けました。

簡単に言うと、「新型コロナを広げて、集団免疫をつけさせる。高齢者は死ぬけどね!!」と言うようなものだと私はとらえています。

『位尿』

この福祉国家としてのイメージと、コロナ政策とのギャップが不思議でした。
でもアッテストゥパンの儀式やその思想を知った今は、なんとなく納得してしまいました。

 

 

 

 

 

意外と重要な「ドラッグ」!ダニーの心境の変化を見ることが出来る!

 

樹脂=大麻系ドラッグの呼び方

冒頭の場面で、ダニーがクリスチャンに電話をした時に登場したものです。

クリスチャンは「今何してるって?樹脂吸ってるよ!」と言うのですが、
この樹脂とはおそらく「大麻樹脂」だと推測できます。

大麻でブリブリになるのは、この樹脂部分にある成分が原因。
これらを濃縮し、効果を高める為に樹脂化をします。

ミッドサマーは薬物が一つのキーアイテムとなっています。

ニューヨークでは流行りの「大麻樹脂」、ホルガ村では薬草を煎じた薬物。
この二つはある意味対比になっているのかもしれません。

 

バッドトリップ

 

バッドトリップとは、薬物を使用した際に、変な幻覚が見えたりして地獄を見る気分を味わうこと。

これも違法ドラッグがらみのワードなんですが、作中ではかなりの重要な要素になってきます。
作中でダニーが薬物を使用していると思われるシーンは2回。その時の彼女の精神状態の変化が、ドラッグを通じて描写されるからです。

 

1回目のドラッグの使用は、物語のはじめにホルガ村の入り口でみんなで吸っていた時です。全員がトリップしている中、ダニーだけ狂乱して失神してしまいました。
周りの人が自分を嘲笑していたり、怖い顔が見えたり、トラウマが具現化したり、そういう悪い幻覚が見えて走り出してしまったんですね。6時間以上失神していたとクリスチャンに教えてもらうシーンです。

で、このバッドトリップと言うのは、精神的に病んでたり状態が悪い時に起きるものなんですね。
物語を普通に見ていればわかる通り、物語の最初の頃のダニーの精神状態はかなり不安定でした。
その原因は、家族の死と彼氏との共依存ですね。

そしてダニーが2回目にドラッグを使用したのは、メイクイーンを決めるダンスバトルの直前。黄色い植物の調合物を水に溶いて、ダンスバトル参加者が飲んでました。

その時も、ダニーは自分の足から草が生える幻覚を見ます。これは一番最初と同じなんですが。
ですが、この時のダニーは気分が高揚し、紅潮した笑顔がはじけ、分からないはずのスウエーデン語で仲良く会話して・・・と、村の入り口で味わったバッドトリップとは真逆のトリップを経験するのです。
ドラッグでは顕在意識ではなく、潜在意識(無意識)の部分がトリップに反映されます。
ダニーも気づかなかった無意識での「癒し」が、ドラッグを使うことで本人にも自覚できる形(高揚感、多幸感)であらわれてきたのだと解釈できるシーンとなっています。

村に入る前までは精神状態が不安定だったダニーが、村での生活を経るにつれて、癒されて浄化されていくというのが、違法ドラッグを通して見事に描かれているのです。

 

 

ホルガ村の信仰や文化は、北欧神話にあり!

巨人ユミル

ホルガ村で90年に行われる大祝祭は、この巨人ユミルの為に行うもの。
劇中では、「巨人ユミルは万物の祖」と崇められていましたね。

 

これは北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる巨人です。
世界が始まる前の空虚な空間(ギンヌンガガプ)から生まれたといわれています。
空虚な空間のすごく熱い部分(ムスペルヘイム)とすごく冷たい部分(ニヴルヘイム)が交わり、ユミルは誕生しました。

劇中で「巨人ユミルは万物の祖」と言われる所以は、神話にユミルの死体から色々なものがうまれたという記述から。
ユミルは、オーディン・ヴィリ・ヴェーの三神に殺されてしまいます。
そしてユミルの亡骸を解体した際に、川や大地、岩や草花などの自然が産まれたとされているのです。
『引用』

 

作中では誰かが「その神って両性具有?」という質問を長老に投げかけていましたが、1人で男性と女性を生み出しえる存在と考えられていたとされています。

 

熊=オーディンの神通力を受けた「ベルセルク」

映画のラストシーン。クリスチャンが燃やされたときに、熊の毛皮を着用していました。

北欧で熊と言えば、ベルセルクを連想する方が多いと思います。
ベルセルクとは戦士たちの総称で、バーサーカーとも呼ばれています。
その語源のひとつとして「熊の毛で作った上着を着た者」という意味があるそうです。

自分自身が熊や狼になりきって我を忘れて戦う為、動くものであれば肉親でも襲い掛かったと言われ、日本では「狂戦士」とも言われています。

 

大祭の主要神でもあるオーディンの神通力を受けた戦士という伝承があり、また勇敢さと野蛮さは表裏一体でもあるため、その野蛮さを浄化するという意味で熊を燃やす儀式を行ったのだと私は推測しています。

多神教あるあるなんですが、多神教の神様って、一つの神様のなかに様々な性質や性格を備えているんですね。日本神話でも、アマテラスは「光」という属性と共に「弱さ」も持っている。それと同じように、多神教である北欧神話のオーディンも色々な属性を持っていると私は考えています。

オーディンは軍神であり、勇敢さももっています。ですが同時に、野蛮さも内包していた。
日本神話のスサノオが、ヤマタノオロチを倒す「勇敢さ」と、アマテラスの神殿に馬の死体を投げ込む「野蛮さ」を持ち合わせているように。

 

そんなオーディンから力を受けていたのが、「ベルセルク」です。
彼らは理性を忘れて暴れるだけ暴れるという、野蛮さが特徴です。
私見ですが、ベルセルクはオーディンの野蛮さをそのまま体現した存在ではないのかと。

だからこそ、そのオーディンの野蛮さを浄化するために儀式で炎にかけられたのかなあと考えています。

 

先祖の木とユグドラシル

ホルガ村には、「先祖の木」という枯れた倒木があり、神聖なものとして扱われています。
アッテストゥパンで亡くなったご老人の遺灰を、この倒木の下に撒いてるシーンがありました。
その直後におバカのマークが、その倒木に立ちションをして、村人のウルフを激怒させています。

 

スウエーデンでは、木を聖なるもの=天と地ををつなぐ象徴とする考え方があります。
日本の神道でも、榊の枝を「玉串」と呼んで、神様との仲介役として神前に供えますね。

ホルガ村での、輪廻するべき亡骸の遺灰を木に撒くという伝統は、こういった信仰があるからでしょう。

 

『ミッドサマー』では、北欧神話の世界観を下敷きにしている部分が多く見受けられます。
北欧神話では、世界そのものを体現する「ユグドラシル=世界樹」という巨木が登場します。
ユグドラシルは宇宙そのものであり、9つの世界を内包するものでもあるのです。

 

そんな大切な樹におしっこをひっかけたおバカなマークは、村人に無事〆られます。

 

 

ルーン文字の意味とは?理解できれば映画が深く理解できる?

今作の理解を助けるものとして、ルーン文字の存在があります。

ルーン文字とはゲルマン人が築いた古い文字体系で、今はラテン文字にとって代わられたため使用されていません。ルーン文字は16文字(北欧ルーン)ないし24文字(ゲルマン人共通ルーン)で、一文字ごとに意味があるとのこと。

ひらがなやカタカナ・アルファベットなどは、一文字ごとに意味はなく、ある種の発音記号(表音文字)と言われています。

ですがルーン文字は、日本古代のヲシテ文字や神代文字(真偽は不明)のように、一文字ごとに意味がある表意文字なんですね。これによって、映画の中の儀式や会食にどんな意味があるのか、わかりやすくなるのです。

参考までに、ルーン文字(ゲルマン共通ルーン文字)の表を載せておきますね。

 

さて、それでは映画の中の儀式とルーン文字を解説していきましょうか!!

 

○メイポール

 

○初めての食事

 

○アッテストゥパン前の食事

 

○ダニーが女王になった時の食事

 

○アッテストゥパンの石碑

ツイッターでも話題になった、パンフレットのやつと同じです
この石碑は9つのルーン文字が書かれています

 

○ダニーの服

 

○クリスチャンのセックス儀式前のローブ

 

○最後の生贄シーン

 

北欧神話・オーディン由来の「9」という数字がキーナンバー

この「ミッドサマー」と言う作品では、9と言う数字がキーナンバーになっています。

・90年に1度の祝祭
・祭りの日数は9日間
・人生の周期が終わる72年=9の倍数
・生贄の人数は9人

これは、ホルガ村での信仰が影響をしていると考えられています。

 

北欧神話では9がキーナンバー

これは、舞台となるスウエーデンのホルガ村で重視されている「北欧神話」が影響しているんですね。

①北欧神話の主神・オーディンがルーン文字を理解したのが9日間

②北欧神話では世界が9つあると言われている

このように、北欧神話では9という文字はキーナンバーになっているんですね。

特に、ホルガ村ではオーディンをはじめとする北欧神話の価値観がかなり強めですので、他の生活様式でも9をキーナンバーにしているのでしょう。

 

宗教では9が神聖な数字のことが多い!

しかし、宗教では9と言う数字を良く目にするんです。

例えば、インドでは古来より9の数字は神聖なものとして扱われてきました。
少し複雑な理由ですが、9の倍数の各位を足すと、9になるんですね。
例→9×5=45 4+5=9
例2→9×456=4104 4+1+0+4+=9
というように、9と何かの数字をかけて、その数字をひとつづつ足していくと、いつも9にたどり着くのです。
(ちなみに1×9では成り立ちません。×1は実際には何もかけてない9そのものだからです。)

インド哲学では、宇宙はブラフマンより生じて色々なものに分かれますが、最終的にはまたブラフマンに回帰すると考えられていました。そんなブラフマンと、9と言う数字のもつ特性を重ね合わせて神聖化されたものだと推測されます。9から始まれば、どんな道を通っても、足せば9にもどってこれますから。

 

密教の曼陀羅でも世界を9つに分けて表現をしています。
日本の土着信仰でも、身の回りのものが神格化されたものを九十九神(つくもがみ)と呼びますね。

 

登場人物を整理しましょう

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